緋色の弾丸を観ましたよ~

という訳で、公開日に外せない仕事が入ってしまったわたくし、果たして観ることができるのか!?という感じになりましたが、無事に仕事を終えて観ることができました。

さすがに試写会公開されてから1週間は万が一にもネタバレに触れたら楽しみが半減されると思い、ついったの反応も確認できなかったのですが、フォロワさんの反応だけでほんといつもありがとうございますありがとうございますとぺこぺこお礼するだけで済んでよかったです。

とはいうものの、まだ1回しか観ることができていないので1回目の感想みたいな感じになりますが。完全にネタバレしかない感想文で、まだ観てない人への配慮はいっさいありません。ネタバレなど絶対許さんという方は、今すぐ記事を!閉じてください!

あと、なるべく腐な要素はないようにしますが、普段は腐な要素がいり混ざった人間ですので、そんなの観たくもないぜって方もいますぐ!閉じてください!

という訳で続きに折りたたんでおきます。

f:id:koiety1:20210417130455p:plain

 

 

 *映画を観るまで

公開日初日、うちのような辺境の地の映画館でも30分置きに上映してくださっていてぶったまげました。他の映画が少ないってのもあるし、密回避のためだとも思うのですが、すごいな。さすが原作者推しの回…とか思いつつ。

なにせ1年待ったせいでときめきとわくわくが止まらなかったせいで、細かいところがぶっ飛んでしまっているのですが、でも他のときもそうだった気がしないでもないようなするような。

*冒頭を観ての感想

冒頭、オープニングまでの間がかなりあったので、それにびっくりしてしまって結構気を取られていました。そわそわしていたし、あと15年前以外の最初の事件って他の劇場版に比べればおとなしめじゃないですか。だから余計にあれっ?感があったんだと思います。

今回オープニングも思っていたよりもあっさりめ?でしたよね。スマホ越しに家族を紹介しているの何でかなって思っていたのですが、今回スマートフォンという媒体がかなり重要なファクターだったなという印象が見終えた今、あります。

そしてオープニングの音楽がオーケストラ的な感じでちょっと意外だったんですけど、緋色の弾丸としてはこれが正解だったんだな…みたいな。

冒頭のハーモニカの演出はめちゃくちゃ好きです。ハーモニカによって、止めることのできない非日常感、事件感が出ていると言いますか。

*全体的な感想

全体的な印象としては、すごいメタ的な感想になりますが、FBIが日本国内で捜査をするという話を組織関連以外で作るのはめちゃくちゃ難しいんだなと思いました。

今回拉致事件にしたせいもあって登場人物が増え、群像劇としてわかりやすくなるよう、かなり意識して制作されていますが、やはり話が難解になるなという印象は否めず。

そういった意味ではゼロの執行人の方が登場人物が少なく、わりかし話に入りやすいかなぁと(とは言っても公安の話の部分は難しいのですが)

*赤井さんについて

私が赤井さんの仕草で好きだなあって思ったひとつが、冒頭の煙草を吸いながら盗聴しているシーン。今煙草吸ってるシーン出すのってなかなか無いので、こう余計に目が釘付けになると言いますか…灰皿に何本もあるところが余計に印象的なんだなと思います。

あともうひとつ好きなのは、由美たんがマスタングの前に出てきたときの目を丸くしているシーンですね。なかなか貴重ですよ!?これ。

秀𠮷は正直どう事件に絡めてくるのかなあと思っていましたが、まさかのこう来るか!と。いやでもこうするしかないよね。大人になった兄弟二人が車に揃ってるの、なかなか感慨深いものがあります。

赤井さんの秀𠮷への信頼度は厚いんだなと思わせる追跡シーン。たぶん少年時代からこんな感じなんでしょうね。ふたり揃って悪だくみしていたに違いないというか今もしているのか。秀𠮷に関して、組織に関連する領域の一般人側、蘭たち側にいるのかなと見せかけて、羽田家の養子になっていたり、死んだ兄の生存を家族内で唯一知っていたりと様々なことで絡んでくる気がしないでもない。

あとは空港付近で待機しているときの細かな行動がめちゃんこ好きだったりする~母ちゃんめっちゃ見てる!気がつかれてないあたり、さすが母ちゃんみたいな。昴でマスタングを運転してるのって初めてでは?いや~かっこよかったなぁ。

*米花町の皆について

そして今回の事件、はじまりが少年探偵団が関わっての解決ともあって、リニアの関係者達に犯人がいると思ってまへんでした()名探偵コナンのセオリー上、そんなことはあり得ないのであった。

しかし今回、依頼を受けたおじさんが一番の常識人であることがちょっと面白かったです。いつも飲んだくれているからああやってまじめに夕飯食べてるシーン、ちょう珍しいのでは!?と思っていたけど、依頼を受けているから酔えていなかったのかも。ね。

クエンチで倒れたとき、おっちゃんが真っ先に娘の名を呼んでてほんと良かったよ…てかパンフレット読むとおっちゃんはとある事件で警視庁を辞めたらしいってえっそんな情報今までありましたっけ…!?だろうなとは思っていたけどひそかに初出では?

蘭ちゃん、前回はバリバリのゴリゴリに格闘していたから今回どうなることやらと思いましたが、今回はちゃんとヒロイン枠でした。よかった。

いつも新一が蘭ちゃんを助けにいく構図なので、反対になるのは意外というかふたりが付き合い出したから立ち位置が変わっているんかな~~~というか。

そして哀ちゃんとの立ち位置も明確な相棒感が出ていたような。すっごい活躍してる!?って思ったけど、普段は後方支援が多いからかなって気はする。前回は日本からだったし。哀ちゃん、明るく活躍するようになったよね。組織が関わると悲壮感漂ってしまうのだけど、そうじゃないときの活躍、好きです。

*真純とメアリーについて

メアリー、ただ者ではないのは知っていましたが、小さくなってもめちゃくちゃ強いね!!?

今回私たちにMI6だとはっきり明かしての任務だったんだな。とは言いつつも劇中ではその説明がないから初見殺しなのでは…(はらはら)

今回の映画で重要なことのひとつは、赤井さんがメアリーのことを知るってことかなと思います。ED後にメアリーさんが銃を突きつけているシーンからして、メアリーさんは正体に気がついてないみたい。

でも赤井さんは小僧かって言って笑ってたから、こりゃー母ちゃんだって思ったんだろうなあ。もしかすると小僧って父ちゃんの口癖のひとつかもしれないね。

そしてもうひとつは、コナンが真純に正体を(さりげなく)明かすっていうシーンかなと。確信はしていないけど、新一のスマートフォンを見せるっていうのはたぶんそういう示唆なんだよね。今回の映画で一番重要なシーンなのでは!??だからこそのOPがスマホなのでは!?

いやたぶん、スマホ越しにみんな喋ることが今回多かったからってのもあるからだと思いますけども。

*弾丸たち

今回「緋色の弾丸」という題目のせいか、いくつもの弾丸が示唆されていましたね。リニア、コナン、そして赤井さん。

銀の弾丸と呼ばれている赤井さんが放ったのは銀の弾丸。たった1発のあのシーンに赤井秀一のかっこよさの全てが詰まっている…!

1年も待ったせいか、赤井さんがライフルを放つのってあの1発だけかとちょっと寂しくもあったのですが、感想を書いている今、たった1発だったからこそのあの精密射撃が活きてくるのだなとしみじみしています。

今回コナン君がリニアに乗っちゃったし、昴という変装も解かざるを得なかったから赤井さんはあの1発に全てを込めたんだと思うんですが、もしリニアに乗ってたらFBIとしての任務を全うするのかもしれませんね。そういった意味で、もうひとりの弾丸に文字通り己の弾丸を託した、信頼を感じます。

*不在証明

今回の事件の根底にあるのは証人保護プログラムなんですよね。だからこその不在証明。

永遠の不在証明の歌詞を見たときは、まさに赤井さんのための歌詞なのではと思ったのですが、それだけでは無かったのだと今になって思います。

同じく証人保護プログラムを受けて生き延びたジョディさんだからこそ発することの許されたあの言葉。非常に重いし、夕焼けに照らされるジョディさんは美しかった。

 ところで緋色の不在証明のとき、英語だとアリバイって訳されているんですよ。緋色シリーズで降谷さんは赤井さんの存在を証明したのですが、同時に昴と赤井さんが同一人物ではないというアリバイをも立証させてしまった。存在と不在を証明させてしまう降谷さんの執念の回でもあるなあと思ったり。

*名古屋

一昨年、名古屋に遊びに行ってたんですけど、いやほんと名古屋に行っておいてよかったですよ~今だととてもじゃないけど行けないし。

とは言うものの、1回だと頭がパンクして名古屋の名所が分かるのちょっとしかなく…でも今思えば、あの由美タンが名古屋の文字の前にいるのは私も行ったことあるので思い出せて良かったです。名古屋城もね!行っておいてよかった。案内してくださったお友達に感謝。

あと駅もなんとなくふんわり思い出せるな…? あ~また~行きたい~な~

*EDとか

不在証明のあの音が途切れる瞬間、ふっと煙が出る演出、超良かったですね?

そして夕焼けで一服する赤井さん…かっこよき…てかED中に喋るシーン入るの珍しいのでは。

そしてED後の次回予告でぶったまげました。

いや、事前のちらほら漏れ聞こえる情報から、まあ来年は組織関連かなあ~もしかすると降谷さん出てくれるかもな~とウキウキしていたわたくし。

ところが出てきたのは警視庁。桜。

へ?

「おまえら、~~~」

え?

「おぅ!」

えええええっ!????

こ、こ、これは、まさかの、警察学校組???

どういうことなの???

と放心状態だったのですが、近くにいたおねえさんが号泣しだしたので我に返りました。

確かに本来のスケジュールであれば警察学校組はじまったころ?やるよってころ?どっちだっけ?で盛り上がっていた頃ですもんね。

でもどう映画と絡めるんだろ?完全に過去の話にしちゃうんかな…続報が気になるぜ…。

ひとまずまだまだ観にいきます。

*映画navi読みましたよ

みなみさんの赤井さんとコナン君の間にある信頼関係とか、あといけしゅさんがなんと降谷さんのことを語っていることにおったまげました。真っ正直って…降谷さんの本来の性格をよくわかってらっしゃる…

いけしゅさん、ほんと赤井さんって感じだな…ありがたき…

まとまりがなくなりそうなので、ひとまずここいらで。

ここまで読んでくだすった方がいらしたら、長々とお付き合い頂きありがとうございました。